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九谷焼 水盤 大鉢 鳳凰舞う / 山浦早織

価格¥220,000
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九谷焼作家 山浦早織作の水盤「鳳凰舞う」の全体像。元獣医師の視点で描かれた生命力あふれる鳳凰の一点物大皿。
九谷焼 水盤 大鉢 鳳凰舞う / 山浦早織 価格¥220,000

作品紹介

解説

鳳凰 —神聖なる躍動と手びねりの陰影

苦手意識を打ち破り、挑んだ大型の意欲作。鳥を愛する作家が選んだモチーフは、そのスケール感にふさわしい伝説の瑞鳥「鳳凰」です。

本作における最大の見どころは、その中央で圧倒的な存在感を放つ鳳凰の姿です。

特に、羽根を描き出す呉須(ごす)の筆致に注目してください。作家はあえて線を均一にせず、太い箇所や細い箇所を織り交ぜています。この筆致の強弱こそが、静止した模様でありながら、大空を力強く羽ばたく躍動を感じさせます。その線の太い揺らぎは、神聖な存在がまとう不可侵の空気を生み出し、見る者を射すくめるような、凄みのある神々しさを放っています。

この鳳凰を核として、周囲には赤い花模様や夜空の情景が同心円状に展開。マットな黒の上に鮮やかに浮かび上がるこの赤い花模様は、作者がこの作品を制作していた頃、ハマっていた模様なのだそう。

その舞台となる器の質感も、作家のこだわりが光ります。手びねりで力強く成形された本作は、表面に指あとの凹凸がしっかりと刻まれています。その偶発的な揺らぎの上に、金彩やプラチナをあしらうという大胆な試みが、光を受けて趣のある陰影を生み出しました。その光沢は、鳳凰の神々しさにふさわしい重厚な表情を湛えています。
また、器の裏側に施された岩肌の表現など、細部にまでこだわり抜くことで、独自の世界観を揺るぎないものにしています。

当初、作家が想定した花器としての役割にとどまらず、空間を支配するオブジェや飾り皿として、その楽しみ方は無限に広がります。

手びねりの「ぬくもり」と、鳳凰の「神としての威厳」。相反する要素が一つに溶け合い、作家の新たな境地を切り拓いたひと品です。

商品サイズ:幅40×奥行29×高11.5cm
箱の種類:桐箱紐通し
皿立ては撮影のため使用しております。付属しませんので、ご了承ください。

作家紹介

山浦 早織 - Yamaura Saori -

山浦 早織

手びねりの温もりに、生きる息吹を吹き込む。

伝統工芸・九谷焼に、鮮烈な感性と新たな息吹を吹き込む作家。九谷焼の世界では極めて特異な、獣医としての職歴を持つ。

自身が愛してやまない「鳥」をモチーフに、独創的な視点で描かれる世界観は、見る者を一瞬で引き込みます。

型を使わない「手びねり」が生み出す、体温を感じさせる造形美。そこに施される、豊かで華やか、かつ優しい色彩。そして、時として「どきり」とさせる色絵の妙を、ぜひご堪能ください。

陶歴

長野県生まれ

2010年
(平成22年)
麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
2018年
(平成30年)
石川県立九谷焼技術研修所 本科 卒業
2021年
(令和3年)
砺波市美術展 大賞受賞
2022年
(令和4年)
個展「とりまみれ」syn(富山)
2023年
(令和5年)
「New Generation展2023」文錦堂(岐阜)
個展「とんでとんで」縁煌(石川)
2024年
(令和6年)
「山浦早織個展」松森美術(東京)
2025年
(令和7年)
個展「としあけて」縁煌(石川)
個展「とりとめなし」日本橋三越(東京)

富山県砺波市で制作を行う