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九谷焼 4号香炉 白粒金鉄仙文 / 仲田錦玉

〈 九谷プレミアム・コンシェルジュ 〉

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作品紹介

解説

三代仲田錦玉氏が織りなす白と金の美。「4号香炉 白粒金鉄仙文」

白地に白粒で渦模様を背景に描き、そこに盛金の鉄仙(てっせん)が輝く、清楚で上品な魅力に溢れた名品です。

「粒打ち(ちぶうち)」とは、「いっちん」と呼ばれる道具を使い、絵の具を一粒ずつ均一に打ち連ねていく九谷焼の伝統技法です。この作品に施された白粒はふっくらとした丸みを帯びていて、一粒一粒のわずかな陰影が作品に美しい奥行きをもたらしています。そして仲田錦玉氏の特徴でもある渦模様は、まるで水面に広がる波紋のようにも見え、とても幻想的。白い素地に白い粒、そしてその陰影がもたらす繊細な美には、深い感動を覚えます。

白粒を背景に浮かぶ、盛金技法で描かれた「鉄仙」の美しさは格別です。鉄仙は蔓が強く結びつくことから「強い絆」の象徴とされる吉祥文様。描かれた蔓の流れるような曲線は実に優雅で、金の輝きも白背景に呼応するかのように、優しく清らかに感じられます。

蓋のつまみにあしらわれた瓢箪(ひょうたん)と、香炉自体の丸いフォルム。これらが白と金の気品溢れる意匠に、柔和な雰囲気を纏わせています。

卓越した技術を惜しみなく注ぎ込んだ格調高い作品でありながら、眺めるほどに心を解きほぐしてくれるような、優しく穏やかな慈しみに満ちた逸品です。

商品サイズ:径10.2×高さ12.3cm
箱の種類:桐箱紐通し

作家紹介

三代 仲田錦玉 - Nakada Kingyoku -

三代 仲田錦玉

受け継がれる「盛金青粒技法」
唯一無二の点描の美

青粒盛金技法の第一人者。
青粒とは、極小の点を密集して描く上絵の盛り上げ技法の1つであり、青色の他にも白粒などのバリエーションがある。仲田錦玉氏の青粒は、粒の大きさや間隔が驚くほど均一に揃い、その集合体が美しい渦巻き模様を成すのが特徴。専用の道具「いっちん」を使い、リズミカルに粒を器に連ねていく。
一方、盛金とは模様部分をベンガラで盛り上げるように描き、その上から金を塗る技法だ。仲田錦玉氏は金沢の24金を取り寄せ、自ら金の絵具を精製しているという。確かな素材と卓越した技術に裏打ちされたその美しさは、まさに唯一無二といえる。

陶歴

2003年
(平成15年)
二代錦玉に師事
2013年
(平成25年)
全国伝統工芸品公募展入選
伝統九谷焼工芸展入選
2016年
(平成28年)
九谷焼伝統工芸士に認定
2017年
(平成29年)
石川県伝統産業優秀技術者奨励賞受賞
おおむらさきゴルフ倶楽部理事長杯優勝杯制作
2019年
(令和元年)
日本伝統工芸士会作品展にて一関市長賞受賞
2021年
(令和3年)
第44回伝統九谷焼工芸展にて技術賞受賞
2022年
(令和4年)
第45回伝統九谷焼工芸展にて北國新聞社賞受賞
2023年
(令和5年)
第70回日本伝統工芸展にて白金盛白粒合子「薫風」入選
金沢城兼六園大茶会第27回工芸作品公募展にて(財)県美術文化協会理事長賞受賞
2025年
(令和7年)
第50回雅風展での第20回現代小鉢作家展にて新人賞受賞