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人間国宝・中田一於 - Nakada Kazuo -

人間国宝・中田一於

釉薬の奥に宿る、銀の光。

石川県小松市の九谷焼名窯・中田錦苑窯に生まれ、家業を通して陶技を習得。人間国宝・三代徳田八十吉に指導を受け、30代で「釉裏銀彩」という前人未到の技法を確立しました。

釉薬の下に銀箔を切り貼りして焼き上げる釉裏銀彩は、銀の酸化を防ぎながら、釉薬が生む奥行きの中に銀の輝きを永く封じ込めます。中田はさらに「淡青釉」「淡桜釉」など独自の色釉を生み出し、銀彩との繊細な調和に独自の美の世界を切り拓いてきました。

その業績は国内外で高く評価され、2025年(令和7年)、釉下彩の分野では史上初めて国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。ワシントン・スミソニアン機構サックラー美術館への永久収蔵、東京国立博物館での展示など、世界的な評価も確立されています。

陶歴

1949年 石川県小松市生まれ

師:三代 徳田八十吉

1978年
(昭和53年)
日本伝統工芸展 初出品・初入選
1982年
(昭和57年)
日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞 受賞
1990年
(平成2年)
日本伝統工芸展 文部大臣賞 受賞
1993年
(平成5年)
「釉裏銀彩壷」ワシントン・スミソニアン機構サックラー美術館 永久保存作品に選定
2001年
(平成13年)
伝統九谷焼工芸展 大賞 受賞
2002年
(平成14年)
石川県指定無形文化財・九谷焼技術保存会会員に認定
2010年
(平成22年)
日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞 受賞
北國文化賞 受賞
2011年
(平成23年)
紫綬褒章 受章
2012年
(平成24年)
小松市文化賞 受賞
2015年
(平成27年)
第35回伝統文化ポーラ賞 優秀賞 受賞
2019年
(令和元年)
旭日小綬章 受章
2020年
(令和2年)
東京国立博物館 表慶館「工藝2020 自然と美のかたち」出品
2025年
(令和7年)
国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定
釉下彩分野では史上初の認定

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